LydiaをNexFiのリワードとすることが違法である理由

LydiaをNexFiのリワードとすることが違法である理由

以下は、法律の専門家X氏に質問をして得た回答をまとめたものです。

事件の具体的な経緯はこちらにまとめてあります。

リワードをElectrumからLydiaに変更したことは正当か?

Lydiaを報酬とすることは報酬内容の変更に当たります。
報酬内容の変更には、原則的に当事者間の合意が必要であり、一方的に変更すると告げても法的には契約が変更されたことにはなりません。
例えば、年〇%の配当を現金で支払う事を約束する投資契約において、事業者側が一方的に配当をリンゴ100個に変更すると告知して果実を送りつけてきても投資家側がリンゴ100個への報酬の変更に合意しなければ、送り付けられたリンゴには何の意味もありません。投資家には年〇%の配当(現金)を請求する権利があります。
これはあらゆる契約において当てはまります。

元々リワードとしてLydiaを配るという話もあったが…

まず、元々のLydiaはCexやDexへの上場が予定されており、上場価格が0.01ドルと表記されていました。
今のLydiaは一般的なDexやCexでのUSDTなどのステーブルコイン とペアによる上場は予定しておらず、名前は同じですが実体は全く別物の通貨であると考えられます。
この点を置いても、元々のLydiaの配布はNXDTで用途が足りるという理由から中止され、SEPに報酬が変更されました。またSEPの配布も法的には困難であることからElectrumに変更されました。
Lydia及びSEPの配布が出来なくなった経緯に照らすと、ホルダーはElectrumでの配布を受け入れざるを得ず、概ね多数のホルダーがElectrumでの配布に応じている状況であったと考えられます。
チームとホルダーの間において、基本的には報酬はElectrumに変更する合意があったというべきです(もとよりElectrumの支払いを気にかけていた人に関しては明示的に報酬の変更に同意していることは明らかです。)。
しかし、報酬をElectrumから Lydiaに再度変更するには、個別のホルダーの同意が必要であることになります。


アンチが沸くからLydiaを配ったのだという瀧澤氏の主張は正当か?

対応方針

Electrumの配布期限は自らが設定した2023年1月であり、この期限を経過した時点で法的には履行遅滞(債務不履行)に当たります。
履行遅滞ですから、当然遅延損害金が発生します。
なお、債権者であるホルダーが履行を催告するのは当然であって、報酬内容が変更されるべき理由にはなりません。
そもそもElectrumの配布を決定したのも、期限を定めたのも瀧澤龍哉自身であって、配布しなかったのは自らの責任です。ホルダーには何の責任もありません。

アンチとは、自分が何の被害も受けていないにも関わらず相手の人格や思想を毛嫌いして批判をする人たちのことを言う。
約束を破られて被害を被った者が相手を批判するのは万国共通の人間の感情であり、この場合はアンチとは言わない。(pero_shi)


現金で請求することは可能か?

Lydiaの支払いによりElectrumでの報酬の支払いをする意思がないことを明確にしていることから、填補賠償請求が可能です。
履行すれば得られた利益、すなわちElectrumの市場価格での損害の賠償請求が可能であると考えられます。
旧Electrumは1枚あたり1ドルで購入可能であり、それ未満では入手困難であったことから市場での調達価格は1ドルで換算するのが相当だと思います。


SNSでブロックやバンを繰り返す瀧澤氏について

まるで破産者のような対応ですね。
資金があるにも関わらず、約束を守らず、追求から逃げ続け、ブロックするというのは一企業としてあり得ない不誠実な対応です。
民事上は債務の履行を拒絶する意思が明確であるため契約の解除事由になると思われます。

ツイッターでブロックされたり、テレグラムやディスコードでバンをされた人は、ステーキング契約自体を無効として、NexFiに原資を投資した時点の金額を現金で返還請求することが出来るものと思われます。
また、ブロックやバンをされたことを警察に伝えることによって、相手に詐欺の意図ありということで被害届が受理されやすくなると思われます。(pero_shi)


海外居住者を逮捕することは可能か?

海外在住者であっても、日本の法律に違反することはありますし、逮捕状が発付されていれば日本帰国時に逮捕は可能ですね。
ガーシーの件がいい例ですが、外務省を通じて旅券返納命令を出して、滞在国で不法滞在にさせて強制送還を狙う方法もあります。
相当な被害がないと厳しいと思いますが、どういう着地点を目指すのか協議するのもありですね。

NexFiに参加した投資家の総被害額を計算すれば「相当な被害」に該当するのではないかと思います。
彼は、顧客から預かったNXDを塩漬けにした状態で「NXDは終らせます」「上場廃止します」と発言し、市場価格を暴落させた事実があります。(pero_shi)

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