仮想通貨GUSD, Metafarm NFTの評判、将来性など

【注意喚起】2023年の新商品 GUSD, Metafarmについて

GUSDは創業者不明です。事業計画書もありません。でも、DAOが魅力的だから私はこれに多額の出資をしました。…瀧澤龍哉

このページでは、NXDプロジェクトが新たに販売を開始した仮想通貨の銘柄 Grind USD(GUSD)とMetafarm NFT、レンディングなどについての情報をまとめています。

Grind USD(GUSD)は、Diaxで取引されるトークンです。
Diaxは、瀧澤龍哉氏が運営する分散型取引所(DEX)です。

※2018年から複数の取引所に上場しているGemini Dollar(GUSD)とは違うのでご注意ください。


公式発表 (Twitter 2023.7.1 更新)

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補足説明 (Telegram2023.7.2-2023.7.3)

GUSD
GUSD

GUSD


解説

事業体の姿が見えない

瀧澤龍哉氏によると、Grind USD(GUSD)は自分が発行元ではなく、Grind Operations Team(以下「GUSDチーム」という)が発行元となっているステーブルコインであり、NXDプロジェクトすなわち瀧澤氏はそれに多額の出資したといいます。

私はこの組織の所在地はどこで、誰が代表者として運営されており、公式サイトはどこにあるのかなどについて、ツイッター内で瀧澤龍哉(TJay)氏に直接質問をしましたが、回答を拒否されました。事業体の姿が見えません。
まずこの時点ですでに、GUSDはミームコインのレベルでしかなくステーブルコインとしては信用できないという結論に至っています。

ユーティリティーで担保するステーブルコイン?

GUSDは、1GUSD=1ドルの価値があるステーブルコインらしいのですが、法定通貨が担保にはなっていないようです。
無担保型ステーブルコインの運営というのは難しく、信用性に問題があると価格がすぐに落ちたり、流動性が無くなります。
無担保型のステーブルコインであったテラ(LUNA)が崩壊したことは、まだ記憶に新しいでしょう。

では、GUSDの価格が安定する仕組みはどのように設計されているのでしょうか。

GUSD
(Telegram 2023.7.2)

サービスそのもので価値を担保する「ようなイメージ」。
何とも無責任な説明の仕方です。

サービスの価値というのはそれを受ける人の主観で決まるものであり、同じサービスでも10,000円で買いたいと言う人もいれば1,000円でも買わないと言う人もいます。
したがって、商品やサービスを買えるということはステーブルコインの担保にはなりません。

以前に健康食品を割引価格で買えるTelomereコインというのがありました。これはICOで1枚3~7ドルで投資家に販売されましたが、マーケティングの失敗でその商品の需要が上がらず、上場後に0.01ドルまで暴落して上場廃止になりました。
これは、商品の需要よりもコインの発行量のほうが圧倒的に多くなってしまったためです。

あえてGUSDの価値を安定させる方法を考えるとすれば、GUSDで受けられるサービスを目的とする実需のユーザーだけに運営が商品券として販売すること以外にはありえません。
もし投機目的の投資家を呼び込んでサービスの需要以上にコインの発行量を増やすようなことをすれば、その価格は必ず暴落します。

サービスはNXDプロジェクトに丸投げ

GUSD

彼が言っている1GUSD=1ドルの価値を担保するサービスとは具体的に何でしょうか。
これまでの公開情報によると、上記サービスメニューにある項目しか見当たりません。
しかし、これらのサービスはGUSDチームが提供するものではなく、もともとNXDプロジェクトが実施する予定だったサービスをNXDプロジェクトがGUSDに提供するのだと彼はいいます。

たしかに、瀧澤氏は以前より自分はドバイで不動産事業を営んでいると発言していました。
また、提携先の中に中国でEV自動車を作っている企業もあるから、これらをNXDで買えるようにしたいと彼は2022年の段階で言っていました。
また、ドバイでメタドックという医療サービス事業を開始し、そのCM撮影も行ったと言っていました。
私たちは、これらの事業と紐づけされたコインだと言われて旧NXDに投資をしたのです。(結果として騙されました)

GUSDに付随するユーティリティーがこれしかないとなると、GUSDチームはただ単に新しい仮想通貨を作っただけということになり、コインの価値を構築する部分はNXDプロジェクトに丸投げしていることになります。
新しい仮想通貨を作るだけならば技術者がいれば費用はほとんど掛からないので、出資対象になり得るのはコインの発行ではなく実業のほうです。

瀧澤氏はGUSDプロジェクトに多額の出資をしたといいます。その出資の対象物はいったい何だったのでしょうか。
このことを知るためには、GUSDチームが発行しているホワイトペーパーに頼る必要があります。

GUSDには事業計画書が無かった!

なんと、GUSDにはホワイトペーパーが存在しませんでした。
そして、彼はテレグラムの質疑応答でこのように回答しています。

GUSDにホワイトペーパー無し
(Telegram 2023.7.3)

彼はビジネスマンとして非常識な発言をしています。

仮想通貨のホワイトペーパーとは、事業主が投資家に向けて公開する事業計画書のことです。
ホワイトペーパーにはその仮想通貨を発行する目的や販売方法、市場規模、マーケティング戦略、ロードマップ、チームとアドバイザーなどの詳細が記載され、投資判断の材料になります。

銀行から新規事業の資金を借入する場合、事業計画書が無ければ借りることが出来ません。
しかし彼は、事業計画書も無いプロジェクトに多額の出資をしたのだと言います。
そして彼は、私たちに対してそれに投資をすることを勧めているのです。


瀧澤龍哉氏、多額出資の決め手はDAOだった

GUSD
(Telegram 2023.7.3)

GUSDチームの魅力は「DAO」なのだと言います。
彼は「DAO」に多額の出資をしたらしいのです。
意味が分からなくなりました。

彼が会話の中でよく言う「DAO」の意味とは、彼が開設したTelegramグループに不特定の人を集めてプロジェクトについて意見を出させることです。
保有しているトークンの量に応じて投票権を持つ一般的な仮想通貨のDAOとは違います。

瀧澤氏はいったいGUSDプロジェクトのどこに出資をしたというのでしょうか。
本当に出資をしたというならば、出資証明書があるはずです。


ステーブルコインが2年で3倍に増えるカラクリ

仮想通貨のレンディングとは、保有している仮想通貨を第三者(事業体)に貸し付けることで、貸借料を得られる仕組みのことです。
銀行預金に似ています。

GUSDのレンディングは最低800ドルから投資をすることが出来、800ドル分のGUSDを購入して「Metafarm」に投資をすると毎月100GUSDずつ24か月(720日)にわたって配布されると説明されています。
「Metafarm」はNFTの名前ですが、借用書のような意味を持つのではないかと思います。

ところで、投資家はGUSDを誰に貸して、借主はそれを何に運用するのでしょうか。元本を3倍にして返すことができる事業とは何か。
誰かにお金を貸す時には、相手がそれを何に使用し、返済能力があるのかどうかを見極めてから決断するのが常識です。
相手がどこの誰で何をしている人なのかも分からないのに、3倍にして返すと言われてあなたはお金を貸しますか?

また、事業体側から考えてみてもGUSDを借りたいという動機が分かりません。
なぜならば、GUSDは基本的にサービスを受けるための決済通貨に特化された通貨なので、いつでもすぐに現金化できるものではないからです。

もしレンディングとは名ばかりで、コインの発行元がGUSDの発行量をただ水増しして利息をGUSDで支払うのだとしたら、ステーブルコインとしての機能は完全に崩壊するでしょう。

【仮説】Grind Operations Teamは実在しない

このように考察していくと、瀧澤氏の言っていることはどうも辻褄が合いません。
容易に想像できることは、GUSDチームは実在しておらず、すべて彼の一人芝居だということです。

彼が芝居を打たなければいけなかった理由としては、次のようなことが考えられます。

1. 彼が運営するNXDプロジェクトの評判が悪くなっており、その名前では信用第一のステーブルコインを発行することが難しくなった。

2. ステーキングと言うと証券にあたりそうなので、規制を免れるためレンディングという言い方でやりたい。

GUSDとは、瀧澤氏自身が発行するコインである可能性しか考えられません。

単純に考えるとレンディングに参加すればGUSDの量が2年で3倍になる計算になりますが、GUSDの2年後の未来というのを考えると不安が拭えません。

2023年7月1日、瀧澤龍哉氏と白澤慶幸氏の主催によるOTC参加者限定のAMAが秘密裏に実施されました。
この中で、高級時計やドバイの不動産を購入する目的がある場合を除いて、日本人がGUSDを保有することのメリットは少なく、売りたい時にすぐに売れないというデメリットのみが存在することが瀧澤氏自身の発言によって明らかになりました。
非公開AMAの内容はこちら


【結論】とうとうGUSDの信用は崩壊しました

GUSD

GUSD2022.7.4.jpg
(Telegram 2023.7.4)

瀧澤氏が運営するテレグラムグループで、GUSDについて突っ込んだ質問をした人がBANされました。
そして、これまでは彼自身がGUSDについて話していたにも関わらず、この質問が出たとたんにGUSDについての会話が禁止になりました。

これで、GUSDの信用は完全に崩壊しました。
結論が出ました。GUSDはスキャムコインであると断定します。
GUSDは瀧澤氏自身が発行するコインであり、コインを作って売れば売っただけ彼の利益になるということです。

ドバイに居住する彼と親しい仲間が現地で受けられるサービスを目的としてGUSDを購入するのであればスキャムではないのかもしれません。
しかし、日本居住者にとってGUSDはスキャムでしかありません。
GUSDを現金に戻すことは難しいと考えておいたほうが良いでしょう。


これらのサービスは、もともとNXDのユーティリティーだったものを剥奪してGUSDに付け替えたものです。
NXDに投資した人達は騙され、暴落に巻き込まれて財産を失いました。
これからGUSDに投資する人達も同じ目に遭う可能性があります。

GUSDmenu



NXD DAOについての考察

NXD投資詐欺事件全体の具体的な内容はこちらにまとめてあります

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